大阪電気通信大学、デジタルゲーム学科にゲーム・メタバース業界の異才4名が客員教授として就任
大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市・四條畷市)は、2026年4月に総合情報学部デジタルゲーム学科を改組し、ゲーム、IT、メディアの各業界を牽引する4名を新たに客員教授として迎えました。この取り組みにより、学生は理論と実践を融合させた「未来を創る力」を、業界のトップランナーからの直接指導を通じて習得します。
世界基準のゲーム開発とメタバース教育を強化
今回の客員教授陣の着任は、デジタルゲーム学科の教育内容を大きく刷新するものです。具体的には以下の4つの柱で学びを深めます。
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世界基準の「ゲームづくり」を伝承
インディーゲーム界の著名人であるディラン・カスバート氏と、独自の世界観で知られるゲームディレクターSWERY氏が、独創的なゲーム制作のノウハウを学生に伝授します。技術だけでなく、「おもしろさ」の本質を追求する指導が期待されます。 -
メタバース・VR教育の深化
国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社との連携により、メタバース空間を活用した新しい学びの形態を共同開発します。これにより、バーチャル空間を社会実装するスキルを養います。 -
「伝える力」の育成
30年以上のキャリアを持つフリーアナウンサーの橋谷能理子氏が、クリエイターに不可欠なコミュニケーション能力を指導します。自身のアイデアを言語化し、社会に発信する「伝わる力」を育成する狙いです。 -
本物の「アントレプレナーシップ(起業家精神)」を学ぶ
自身の「好き」を形にして起業し、業界を切り拓いてきた教員陣から、ゼロから価値を生み出すマインドを直接学びます。
新客員教授陣の専門性と期待される役割
デジタルゲーム学科に加わる客員教授は、それぞれの分野で顕著な実績を持つ方々です。
ディラン・カスバート 客員教授

イギリス出身で、任天堂との契約によりゲームボーイ用ソフト『X』やスーパーファミコン用ソフト『Starfox』の開発に携わりました。2001年には有限会社キュー・ゲームスを設立し、CEOを務めています。日本最大のインディーゲームイベント「BitSummit」の生みの親でもあり、世界基準のゲーム開発ノウハウを学生に伝えます。
SWERY(末弘 秀孝)客員教授

1996年からゲーム業界で活動するベテランのゲームディレクターです。『Deadly Premonition』(2010年)や『THE MISSING: J.J.マクフィールドと追憶島』(2018年)などの代表作で世界的に熱狂的なファンを持つ独自の作家性が特徴です。
加藤 直人 客員教授

2015年にクラスター株式会社を起業し、2017年には日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を公開しました。経済紙「Forbes JAPAN」の「世界を変える30歳未満30人の日本人」に選出され、2022年と2023年には「日本の起業家ランキング」のTOP20に2年連続で選出されるなど、メタバース業界のフロントランナーとして活躍しています。
橋谷 能理子 客員教授

フリーアナウンサーとして30年以上にわたり「ニュースステーション」や「サンデーモーニング」などのキャスターを担当し、メディアの第一線で活躍してきました。大学での教育実績も豊富で、クリエイターに不可欠な「伝える力」を指導します。
未来のゲーム・メタバースクリエイターを育成する背景と特徴
今回の客員教授陣の着任は、2026年4月に改組された大阪電気通信大学総合情報学部デジタルゲーム学科の教育目標を具現化するものです。ゲーム業界は常に進化を続けており、単なる技術力だけでなく、創造性、コミュニケーション能力、そして起業家精神が求められています。
同大学は、業界の最前線で活躍するプロフェッショナルを招き、学生が実践的なスキルとマインドセットを身につけられる環境を提供することで、未来のゲーム・メタバース業界を牽引する人材の育成を目指しています。特に、インディーゲーム開発の経験を持つカスバート氏やSWERY氏による指導は、学生が独自のアイデアを形にする上で貴重な機会となるでしょう。また、メタバースプラットフォーム「cluster」との連携は、最先端の技術と社会実装の視点を提供し、学生がバーチャル空間の可能性を探求する上で大きな強みとなります。
まとめ
大阪電気通信大学総合情報学部デジタルゲーム学科は、ゲーム・メタバース業界の著名な4名を客員教授に迎えることで、教育体制を大幅に強化しました。これにより、学生は世界基準のゲーム開発、メタバース技術の応用、効果的なコミュニケーション、そして起業家精神という多角的なスキルを習得する機会を得ます。理論と実践が融合した教育を通じて、未来のデジタルコンテンツ業界をリードする人材の育成が期待されます。
デジタルゲーム学科特設サイト:
https://www.osakac.ac.jp/special/dg/
「BitSummit特別講演」と新入生歓迎会を開催しました:
https://www.osakac.ac.jp/project_now/1684
とあるアパート編集部より
大阪電気通信大学の今回の発表は、ゲームやメタバースといった成長分野に特化した教育の質の向上を強く意識していることが伺えます。各分野のトップランナーが直接指導にあたることで、学生たちは机上の空論ではない、生きた知識と経験を学ぶことができるでしょう。特に、クリエイターに不可欠な「伝える力」の育成に力を入れている点は、単なる技術者にとどまらない、社会に影響を与える人材を輩出しようという意図を感じさせます。未来のエンターテイメント業界を担うクリエイターの卵たちが、この環境でどのように育っていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。


